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表3.3.1.1−15 WAAS進入−総合システム誤差(機種別)

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?トラック横方向TAE トラック横方向のTSEは200ftDHにおけるWAAS受信機の航法センサ性能とFTEを直接反映している。Convairのトラック横方向TSEはRNP要件33.5mを僅かであるが0.6m超えている。最後に検討するようにConvairデータではFTEがTSEを上回っている。然しChallengerのトラック横方向TSEはFTEと同様良好で、このためChallengerはトラック横方向TSEが10.5mでRNP要件に容易に適合する。
7. 結論
数例を除き、WAASを使用した全3機に一致したデータが得られている。このような3機及び場所にかかわらず良好なデータの一致が見られたことはWAASが予定している広範囲にわたりこのシステムの優れた性能を示すものである。これらの結果はまた機上センサと地上トラッキングシステムのデータポイントとの良好な時間同期を実証している。これらデータは3日間にわたりアメリカ及びカナダの3箇所の異なった場所で行った計108回に及ぶ進入結果を示している。中に可成りのバイアスも見られたが、全3機の間には標準偏差において極めて良好な一致が見られる。これら3機に対する総合結果がNSE、FTE及びTSEについて表3.3.1.1−16、17および18にそれぞれ示してある。この表からCat ?精密進入のためのRNPとしてFAA及びICAOで暫定的に規定された性能が満たされていることがわかる。この一連のデータは特に精密進入を実施するためのWAAS精度の最終証明を与えるものである。またこのテストは単一のWAAS信号を使用してアメリカの東西両海岸及びカナダの空港へのCat I進入を行うことができることを示した最初のものである。これらの飛行試験によるデータと結果はFAAがWAAS手法とコンセプトとの実用性を立証したもので、CatIを含む全飛行段階用としてWAAS取得、導入行為に使用される。

表3.3.1.1−16 WAAS進入−航法センサ誤差

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